第2期調査

  第1期に行った調査によって、大阪府の水道水の一部や下水処理水に若干改善が見られるものの、淀川中流や宇治川、桂川の水質は1980年頃とほとんど変わっていないこと、木津川の汚染が深刻な状況であることを裏付ける結果を得ました。また河川の上流に汚染源があり、水源を汚染し続けているという実態に直面しました。
 通常の場合、河川は上流に行くほどきれいになり、最上流は清流であると考えられています。しかし実際は上流に畜産団地やゴルフ場、産廃処分場などが作られ、水量も少ないため極めて汚染がひどいという事例がいくつもあります。このような実態を詳細に調べ、汚染源を特定し、汚染の構造を解き明かそうと1996年春より更に1年間調査を続行することにしました。

第2期調査は次の3つの課題で行いました。
1) 第1期の継続調査として淀川水系河川および奈良市、大阪府、大阪市の水道水の調査

 
淀川水系定点調査
調査内容 淀川三川及び汚水処理場排水の定点調査
調査期間 1996年8月〜97年5月
調査項目 COD/全窒素/アンモニア性窒素/硝酸性窒素/全リン/リン酸性リン/
トリハロメタンポテンシャル
調査地点数 6〜12地点;トリハロメタンポテンシャル
10〜11地点;その他
 
淀川水系水道水調査 [2]
調査内容 淀川水系を水源とする水道水の調査
調査期間 1996年9月〜97年5月
調査項目 トリハロメタン
調査地点数 13〜15地点
 
2) 水生生物によって調査する手法を開発するための布目川生物調査
 
布目川生物調査
調査内容 特定の汚染源が水生生物に与える影響の調査。水質項目との相関も検討
調査期間 1996年8月〜97年5月
調査項目 水生生物/COD/BOD/全窒素/アンモニア性窒素/硝酸性窒素/全リン/リン酸性リン
調査地点数 10地点
 
3) 畜産廃棄物による河川の汚染調査
 
予野川調査(木津川の支流)
調査内容 畜産廃棄物の河川への影響調査
調査期間 1996年8月〜97年5月
調査項目 COD/BOD/全窒素/アンモニア性窒素/硝酸性窒素/全リン/リン酸性リン
調査地点数 5地点
 
佐用町河川調査
調査内容 畜産廃棄物の河川への影響調査
調査期間 1996年10月〜97年7月
調査項目 COD/BOD/全窒素/アンモニア性窒素/硝酸性窒素/全リン/リン酸性リン/
トリハロメタンポテンシャル
調査地点数 佐用町水道水5地点;トリハロメタン
9地点;その他
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